先輩社員メッセージ03
企業研究者として、アクティブに動く
開発本部 開発課 / 2023年入社
中西 一貴

Q. 入社から今までの経歴、仕事のやりがいを教えてください。

研究開発のすべてのプロセスを楽しむ
「本当の競争力は、研究開発力に依存するという意識のもと」というHPのメッセージに共感。研究開発を重視する会社で研究者として働きたいという強い思いがありました。ただ入社した時点で大学院での博士課程がまだ残っていたので、社会人学生として勤務し、半年後に無事に学位を取得することができました。
仮説、検証、考察と進む研究課程で、仮説通りの結果が出れば研究が一歩進んだことになりますが、もし仮説と違ってもマイナスな思考はせず、新しい知見が増えたと考えます。このどちらもプラスになるプロセスを楽しんで仕事をしています。
Q. 苦労したことや、達成できたことを教えてください。
企業研究者としてのゴールとは何か
入社早々に量産化案件に携わりました。さまざまな問題が発生する中で、ある材料のチューニングでの課題解決に向けて黙々とデータを取り続けました。もともと地道な作業が苦手なこともあり、大変苦労しましたが、プロジェクトの一員として量産までたどり着けたことで、これまでにない達成感を得ることができました。学生の研究者とは異なる、企業研究者としての使命のようなものを初めて実感できた貴重な経験でした。
Q. 今後のビジョンを教えてください。

次のコア技術確立に向けて、基礎研究に注力
現在は応用研究に力点を置いていますが、コア技術を確立するためには基礎研究をおろそかにはできません。時間を見つけては最先端科学の知見やトレンドをアップデートするために特許や学術論文を読んだり、展示会や学会などに参加したりしています。
そのように模索する中で、例えば、私が大学とのつなぎ役となって新たな視点を取り入れることができるかもしれません。あらゆる選択肢の中から、レニアスが持つ強みを活かせるコア技術をぜひ確立したいと思っています。
Q. レニアスをひと言でいうとどんな会社?
“やりたいこと”を、やらせてもらえる会社
1年目から最前線の現場に立ちつつも、しっかりとした周りのフォローのおかげで、実践を通じて経験を積める環境があると思います。私は情報や人にできるだけ多く接するためにアクティブに行動することから、いい意味で研究者らしくないとも言われますが、“やりたいこと”を明確にすることで後押ししてもらっています。自発的に動きたい人には向いている会社だと思います。
1日のスケジュール

予定がない時間を実のあるものに
会社周辺の渋滞を避けるために、7時半ぐらいに出社します。始業直後の朝礼(週次報告会)と退勤直前に日報を書くこと以外は、特に決まったスケジュールはありません。工場で発生する不具合や品質管理の見直しなどには適宜対応しています。現在はハードコートの改良を担当していますが、検証には長い期間を要するので、その間に自らの目標のためのサンプル作製や解析を行い、さまざまな特許や学術論文を読むようにしています。
就活中の皆様へメッセージ
就活は、環境を得る第一歩に過ぎない
好きなことや興味のあることがあれば、自然と情報を集め、人と話し、前に進んでいけると思っています。ただやりたいことをアピールするだけでなく、会社から「このプロジェクトを任せたい」と言ってもらえるだけの手札を揃えることも必要です。就活はその第一歩。選ばれるための努力を一つの経験として、今積んでほしいと思います。そして入社してからは、目の前の結果に一喜一憂せず、自分の未来に投資するつもりでいろいろなことに取り組んでください。